カキツバタ

                  天候が落ち着いた金曜日、友人を誘って根津美術館へ出かけてきました。
                  光琳の描いた二つの燕子(カキツバタ)の金屏風を観るためです。
                  この絵に興味があったのは勿論のことですが
                  美術館の庭に咲くカキツバタが見たかったのです。
                  
                  光琳の描くカキツバタは、あくまでも大胆でかつ繊細でした。
                  計算しつくした構図には圧倒されます。

                       
                           ・・・・・・・・


                  美術館のエントランスの長い竹の壁が、訪れるたびに色が深くなって飴色になってきました。
                  長い壁を手で触れながら、端から端まで駆け出したら、さぞ気持ちが良いでしょう!
                  子供なら、絶対やりそうでしょ!
d0075453_0373666.jpg



                  笹の葉が風にゆれて、サワサワ・・・
d0075453_0375780.jpg
 


                  金屏風に描かれた群青色のカキツバタに圧倒されたまま庭に出ました。
                  新緑に包まれて森のようなお庭です。
d0075453_1162470.jpg



                  池に浮かぶ屋形船が、昔をしのばせます。
d0075453_9372051.jpg



                  柿の葉の色が余りに美しくて、思わず触ってみました。
                  秋のそれからは想像もできないほど柔らかく、しばらく触れていました。
                  実物はもっと柔らかい色です。
                  友人と「柿の葉寿司」を連想して・・・。
d0075453_1131628.jpg
 


            
                  この葉が真っ赤に色づくとき、また触れてみたい
d0075453_9465953.jpg



                  芝生にお花? 
                  よく見ると、カエデ?の赤ちゃんが一面に育っていました。
                  まさかこのままにするのではないでしょうね
d0075453_9522329.jpg



d0075453_11463869.jpg




d0075453_1351087.jpg




d0075453_1355086.jpg



                  あ、お目当てのカキツバタが遠くに見えてきた・・・!
d0075453_1241247.jpg



d0075453_1245555.jpg



                  近づいてみると、盛りは過ぎている感じです。
                  でも、見てきたばかりの群青色と重ね合わせて、ちょっと嬉しい気分。
d0075453_1312784.jpg



d0075453_125334.jpg



d0075453_1331361.jpg



                  帰り、この廊下に人影のない瞬間がありました。
                  手でさわって、♪♪♪・・・♪と駆け出したい気分は、来たときと同じ。
d0075453_1401397.jpg



                  原宿の駅から美術館まで一直線、ちょっと距離はありますが、気分よく歩きました。
                  外国の高級ブランドのお店がずらり。
                  入りづらいので、ウインドウショッピングだけ。
                  表参道ヒルズの一角で、可愛いお嬢さんたちと出会いました。
d0075453_1502265.jpg
               



                  
                       ・・・・・

5月10日、皆様のご支援のお陰で念願かなって渡米した洋君でしたが
日本時間で12日午前5時16分、亡くなったそうです。
移植の順番も第一番に決まっていたらしいのですが
それを待つまもなく・・・。
東京の主治医の先生方も、アメリカまで付き添ってくださって
可能な限りのことを尽くしてこられたので
ご両親も納得されているようです。
ご冥福を祈るばかりです。
by ikutoissyo | 2012-05-13 09:42 | 美術館 | Comments(24)
Commented by oshibanayoshimi at 2012-05-13 11:58
洋君、残念でした。
ご冥福を祈ります。

根津美術館、良い所ですね!
四季それぞれに趣が有りそうですね・・・・・
Commented by おかめ at 2012-05-13 14:48 x
domaniさん、今日は♪

 光琳のカキツバタの屏風はすばらしかったでしょう、光琳は今で言うテキスタイルデザイナーでしたから…。
お庭のカキツバタは盛りを過ぎていましたか?それでもアレだけの姿を留めていたから良かったですね。
根津美術館はさすがに良いですね。
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-05-13 19:15
たった今、NHKのニュースで知り、こちらへ伺いました。
とても残念です。ご両親様はじめお近くの方々はどんなにか無念か・・・
ご冥福をお祈りいたします。

カキツバタ図、とても素敵ですね。
お庭の実物も・・・いい一日でした。
一日を大切に過ごしましょう。
Commented by ikutoissyo at 2012-05-13 19:32
yoshimiさん、こんばんは。
沢山の人からご支援頂いたのに、洋くん、本当に残念でした。

2枚の金屏風のうち、一枚は根津美術館所蔵ですので、庭のカキツバタとセットで、この時期毎年公開するのです。洒落ていますよね。
母の日、案の定何も無し。トホホホ
Commented by ピーコ at 2012-05-13 19:51 x
こんばんは~ 洋君の事、もっと早く渡米されていたらと
悔やまれますね。
我が家も移植の申請を出したままで逝ってしまいました。
ご両親様のお気持ちを考えると辛いですね。ご冥福をお祈りしましょう。

東京は美術館が至る所に有り 羨ましいです。
お元気な内に ドンドンお出掛け下さい。
病人が居ると 中々お出掛け出来ずで…
Commented by ikutoissyo at 2012-05-13 20:02
おかめさん、こんばんは。

常設の展示物の中に、美しい脇差(刀)がありました。
それを見ていた若いお嬢さん二人の会話
「脇差ってなに?」「相手の脇を刺すものなのかな」ですって。クスクス
時代劇でも見ない限り縁がないですものね。

カキツバタは、盛りを過ぎていましたのでマクロ撮影はやめました。
でも雰囲気は十分味わうことができました。
Commented by ikutoissyo at 2012-05-13 20:57
kimikoさん、こんばんは。
本当に残念と言うしかありません。ご冥福を祈るだけです。

美術館は良いですね。
年を重ねると、この美術館の大きさが丁度合っています。
絵画を見て、お庭を見て、カメラ遊びをして、良い一日でした。


Commented by ikutoissyo at 2012-05-13 21:05
ピーコさん、こんばんは。
国内で子供の心臓移植ができるようになると良いのですが・・・。
ピーコさんもつらい思いをなさいましたよね。
ご支援くださった皆さんの気持ちは、洋くんに届いて感謝しながら逝ったと思います。

元気なうちに・・・、本当にそうですね。
この年になると、自分のことだけではなくなりますから。
ご主人様、お大事になさってくださいませ。
Commented by map at 2012-05-14 15:49 x
domaniさん、こんにちは。

この美術館、エントランスの竹の壁で思い出しました。
印象的な壁でしたから。
冬の間だったと思いますがNHKで光琳の特集のような番組がありましたし、一度ならず、何度かカキツバタの絵を見ましたよ。
構図や描き方の解説があり、なるほど…と感心しながら観たものでした。
こちらの美術館に展示されているんですね。
そしてお庭にはカキツバタが植えられてるとはすばらしい演出ですね。

それにしてもカエデはなぜにあのようにたくさん、姿があるんでしょう!
種から?それとも苗を?カエデの森にする予定??
Commented by ikutoissyo at 2012-05-14 19:33
mapさん、こんばんは。

美術館の演出が粋でしょ! 
金屏風の絵の構図のように、もっと考えて撮りたかったのですが・・・笑

お庭にはカエデの木が多いので、多分、種がこぼれて芽が出てきたのだと思います。
もう少ししたら抜き取るんじゃないかしら?
小さいのに一人前の顔をして・・・可愛かったわ!
Commented at 2012-05-14 23:24 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ikutoissyo at 2012-05-15 00:29
鍵コメさま、お気になさらないでください。
お疲れでしょう!
ゆっくりお休みくださいね。
Commented by 鹿児島おばちゃん at 2012-05-15 23:38 x
domaniさん こんばんは!

手術が受けられますようにと祈っていましたが、洋君間に合わなかったのですね。
ご両親様支援された方々のお力落とし、いかばかりかとお悔やみ申し上げます。

ご無沙汰している間に、素晴らしいphoto沢山UPされましたね。
大都会の表参道から歩いて行ける所に、こんな立派な美術館と日本庭園があったのですね。
もう20数年前、NYのメトロポリタンミュージアムで、数え切れないほどの名画を鑑賞した折
一番印象に残ったのがゴッホのアイリスの絵でした。
何だか日本的な色彩で、日本の影響を受けたのではないかと思いましたが
光琳のカキツバタの絵の影響を受けていると言われている事を知り
なるほどーーと納得しましたよ。
金屏風に深い藍色のカキツバタの花と、緑色のすっとした葉が潔さを感じますね。

森の中の池の屋形船、風流ですね!かきの若葉、かきのはずしを私も思い出していました。
カキツバタの群落、矢張りジャパンブルーで素晴らしいですね。美しい photoと、楽しいお喋りに今夜も癒されて帰ります。有難う! 
Commented by ikutoissyo at 2012-05-16 07:49
鹿児島おばちゃん、おはようございます。
雨が上がって、気持ちの良い朝を迎えました。
洋くんのこと、お支援いただいたのに残念でした。
義捐金はNPOに委託されて、海外で手術するお子さんのために使うそうですので、いつかお役に立つと思います。

日本の美術品が、沢山海外に出ましたね。
外国の多くの画家に大きな影響を受けたこと、聞いたり見たりして、誇りに思いますね。

財閥と言われる人が、自分だけの贅沢だけではなくて、美術館と言う形で、後世の私たちに残してくれたのは有難いですね。
Commented by P at 2012-05-16 08:59 x
大作をご覧になれていいな~~そうですね、出かけなくちゃイケないねと思いました、なかなか億劫になってきていますので、短期決戦も試みなくちゃね~どこへ行ってもついつい動きが鈍くなってるの^^フットワークが悪いな~私、と思ってそれが野暮用でも出かけることにしました。何か収穫があったら載せましょう。
Commented by mitikusa-tukasa at 2012-05-16 17:16
こんにちは
良い時間を過ごされましたね、
都会の騒音を忘れる広い庭、燕子が咲き画の再現も味があり
思い出に残る一日、この竹垣も素敵なのよね、竹の色も味が出てきましたよね
Commented by ikutoissyo at 2012-05-16 20:53
prettyさん、こんばんは。
こちらは夏日でしたが、そちらは如何でしたか?

そうですね、年を重ねるとどうしても出かけるのが億劫ですね。
無理やり用事を作って出かけることにしています。
そうじゃないと、お化粧もしないで3日でも4日でも平気で過ごしてしまいます。
prettyさんはお忙しいですから、お暇を見つけるのが大変でしょう?
Commented by ikutoissyo at 2012-05-16 20:59
TUKASAさん、こんばんは。

竹の壁の色が良い色になってきました。
直ぐ後ろに六本木ヒルズを控えた、都会の真ん中とは思えませんね。
帰りに、あの福井のアンテナショップでかった「厚揚げ」のことを
つい先ほどのTVの「試してがってん」で取り上げていて、ちょっと嬉しかったわ。
Commented by natureflow at 2012-05-17 11:35
根津美術館、光琳のカキツバタ
東京滞在中に見ました。
素晴らしかったのですが
そのとき本物の杜若は咲いていなかったので
とても残念でした。
ここで見せていただいてラッキー!!
庭、美術館からの風景、大好きです。
Commented by KawazuKiyoshi at 2012-05-17 11:50
御激励を有難うございます。
まだ60台。
頑張ります。
ふふふ
今日もスマイル
Commented by ikutoissyo at 2012-05-17 17:04
natureflowさん、残念でしたね。
この日は、ちょっと萎れているような感じでしたので
間近で撮るのはやめたのですよ。
少し離れたところから、あの色を味わってきました。
建物の大きさ、深い木立のお庭、とても気に入っています。
Commented by ikutoissyo at 2012-05-17 17:16
kawazukiyoshiさん、こんにちは。
60代は青春真っ盛りですよ。
でも、油断は禁物です。
ご自愛くださいませ。
Commented by desire_san at 2012-05-20 11:37
こんにちは。
私も尾形光琳の展覧会に行ってきましたので、楽しく拝見しました。
メトロポリタン美術館所蔵の「八橋図屏風」は満開のカキツバタの中にいるような気持ちになり、感激しました。
庭のカキツバタもきれいでしたね。
私は尾形光琳の魅力を根津美術館以外で見た作品も含めてまとめてみましたので、ぜひ一読してみてください。
ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝致します。
Commented by ikutoissyo at 2012-05-20 20:51
desire_sanさま
拙いブログにお越し下さいましてありがとうございます。
コメント、嬉しゅうございます。
後ほど、貴ブログへお邪魔したいと思います。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<<      金環日食      ...                ... >>